「奥の菊道」俳句会

第9回「奥の菊道」俳句コンテスト結果発表‼

井芹眞一郎選

 

大 賞   潔しガラシャ御廟の落椿    菊池市 川口一子

(評)細川忠興の正妻ガラシャ(玉子)は石田三成の人質要請を拒み(散りぬべき時知りてこそ世の中の花も花なれ人も人なれ)という歌を残して38歳で自害してキリスト教を守ります。掲句は背景にこのことが「潔し」に上手く共鳴しています。

 

準 賞  一山をしぼり上げゆく山火かな  大牟田市 鹿子生憲二

(評)阿蘇の勇壮な山焼きでしょう。人のいない山は裾野から一気に頂上に向けて焼かれます。「しぼり上げ」がいかにもその情景を表現しています。

 

特 選  踏青や足より命よみがへる    合志市 坂田美代子

(評)春になって萌えだした青草を踏む。大地から力をもらって病も癒えるような心地がするのです。

 

特 選  百年の風格揺るる糸桜      熊本市 牧野立身

(評)樹齢100年の糸桜。風に揺れながら咲く見事さに感動した一句です。

 

特 選  果てしなき戦ひつづく草取女   菊池市 川口二子

(評)暖かくなってくると草にも勢いが出て草取りも大変で草との闘いが始まるのです。

 

入 選  二人来て一人で帰る駅の秋    熊本市 軒口輝男

 

入 選  生きるとは祈ることなり終戦日  熊本市 稲田夏子 

 

入 選  万緑の包み込みたる阿蘇原野   熊本市 牧野保子

 

入 選  夕暮の風の匂へる刈田道     熊本市 石橋みどり

 

入 選  御輿来の入日輝く汐干潟     合志市 佐澤俊子

 

入 選  芝桜色の文字盤花時計      熊本市 中野しずこ

 

入 選  独り居の憂鬱払ふ落花かな    御船町 丹生則子

 

入 選  一斉に芽吹かんと待つ里の木々  御船町 田中眞知子

 

入 選  円墳をふはり持ち上げ夏の草   山鹿市 本田孝子

 

新企画!「奥の菊道」俳句会:作品募集

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「奥の菊道」俳句会:応募用紙2.pdf
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「奥の菊道」俳句コンテスト

 「奥の菊道」俳句コンテストは

これから少しずつ消えていってしまうかもしれない

美しい自然の風景や謙虚な生活が残る

熊本県内の山里・故郷の情景を俳句に詠んでいただき

 

その俳句を広くご紹介していくことで

大切なことを見失ってしまった現代の日本の社会への

故郷からの最後のメッセージを伝えていくことを

目的とした俳句コンテストです。

 

 熊本県内の山里に吟行いただき、そこで詠まれた皆様の俳句を

「奥の菊道」俳句コンテストにご応募ください。

 

 このホームページの「旅行」のページに掲載されている俳句は

これまでの俳句コンテストの入賞作品です。

 

「奥の菊道」俳句コンテスト:入賞者の皆様